はしっこの席がストレスの少ない席みたいな風潮に一石を投じたい


私は端っこ席が好きだ。
左右どちらかが人と接しないというメリットはとても大きいし、なにより停発車時に手すりに身を預けていればぐっと踏ん張らなくてすむのが楽でいい。

だが、一部の不届き者によってこの聖地が汚されることがある。

私の利用している路線では手すり部分が骨組みしかない。
山手線の座席の横側にある分厚い盾のような手すりと雲泥の差である。当然スケルトンなので防御力はほぼなく寒い時期には扉から吹き込む冷気をモロにくらう。
端に座る事ができて喜んでいるのも束の間、下図のように手すりに寄りかかる者が出現。
ちょっと距離近くないですか?と思ったりもするけれどまあ、これはしょうがないしこれは気にならない。
私が許せないのはスキマにケツをはめ込み押し付けてくるバカである。
ちょっとイメージがわかないと思うので下図を参照していただきたい。

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ケツの温もりと匂いが肩に。また、不幸なことに鉄の棒にケツ肉が乗ってぷりんとさせるのである。
"だんまち"のヘスティア(紐神様)のバストを彷彿とさせる。
ヘスティアのおっぱいなら押し付けられたら嬉しいかもしれんが、しらんおっさんのケツがぐいぐい押し付けられても不快でしかない。

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また、このタイプの馬鹿者がマフラーを着用してたり髪型が長いポニーテールだったりリュックサックを背負っているものならさらにタチが悪い。
目の前にマフラーやリュック、ポニテがくるのだ。
角席でリラックスしスマホで愉快にネットサーフィンしてる時に横から侵入してきた異物に視界を塞がれることになるのだ。
ひどい時には顔や頭に当たることもある。
こうなるとさすがに黙ってはいられずハッキリと告げる。ただし喧嘩にはなりたくないので笑顔を意識することを忘れない。

「あの、カバンが当たるのですが・・・(あとケツも当たってるんだけれど)」

だが、大抵この手の馬鹿者はイヤホンで音楽を聴いていたりして1度目は大抵不発に終わる。
再度、やや大きめの声で(しかし笑顔を保ったまま)「すみません、もしもし」と呼びかける。
ここで周辺の乗客の視線がこちらに一気に集中する。恥ずかしい。
けれど私の通勤時間は1時間あるので一瞬恥ずかしい思いをしてでも席の快適性を確保したいのだ。
この手の人は気づかないだけで他人に迷惑をかけてたとわかると嫌な顔をせずに(むしろ軽い会釈して)対応してくれる。

「ありがとうございます」
「いえ、すんません」

人間、話せばわかる。
でもできればこんなめんどうなコミュニケーションを取らないですめばいいのになぁと思っている。